視覚デザイン研究所
⑦ほしぞらでんしゃりゅうせいごう
⑦ほしぞらでんしゃりゅうせいごう
視覚デザイン研究所/作
出版社:視覚デザイン研究所
ISBN:978-4-88108-242-3
NDC:913 小説、物語
けんたは、お母さんと妹のマコちゃんと一緒に、寝台特急「りゅうせいごう」に乗って旅に出かけます。いろんな動物たちも「りゅうせいごう」に乗り込んでいます。
まずは車内を探検。断面図で描かれた車内では迷子で泣いている子と探しているお母さんがいたり、お弁当を抱えているクマの親子がいたり、シャワーを浴びていたり、乗客のいろいろな物語が描かれています。
けんたも二段ベッドにおおはしゃぎおやすみの時間、静かな夜を走る「りゅうせいごう」はぐっすり眠るみんなを乗せて走り続けます。ここから見開きページをめくると…!満点の星空に行き交う列車たち。夢のような世界にうっとりします。
真夜中、列車は保線作業中のマルチプルタイタンパーの横を通り過ぎます。線路の砂利(バラスト)を整備して、たくさんの列車が通過してできた線路のゆがみを直します。真っ暗な中、ライトに照らされた大きな車両はひときわ目を引きます。
もちろんマルチプルタイタンパーもかっこいいのですが、保線作業員の真剣な眼差しにグッときます。夜明け前、ディーゼル機関車との連結シーン、静かな朝焼けの風景。
そして朝ごはんで賑わう食堂車。列車に乗りながら食事だなんて、なんだか贅沢です。ホットケーキにオムライス、お寿司やパンや 丸ごとの人参などみんなそれぞれに好きなものを頬張っています。この楽しそうな様子を眺めていると、なんだかこちらもワクワクしてきます。
列車は終点きたのまち駅に到着します。寝台列車の旅のわくわくがぎゅっとつまった絵本です。
見開きワイドページは迫力の展開。読み返すたびに新しい発見が子どもの知的好奇心を育てます。各ページにかくされた星座やUFOも探してね。
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