視覚デザイン研究所
③ファンファンバスはっしゃします
③ファンファンバスはっしゃします
視覚デザイン研究所/作
出版社:視覚デザイン研究所
ISBN:978-4-88108-227-0
NDC:913 小説、物語
けんたは、ママといもうとのマコちゃんとバスでおでかけ。
物語は、停留所にバスが到着する場面からはじまります。けんたはICカードでピッ!とタッチして乗車します。普段はあまり見ることができない運転席にたくさんのレバーやボタンやメーターが並んでいる様子も細かく描かれています。
このバスのハンドルを握っているのは、サイの運転手さん。そろそろ発車の時間のようです。
みなさま、お乗り忘れのないように!バスの窓ごしに見えるかもめまちは、活気に溢れとっても賑やか。ピザ屋さん、ケーキ屋さん、お花屋さん。キリンの首くらい高く積み上げられたはちみつホットケーキ屋さんや、何が売っているのかが気になるお店“パイレーツグッズ スケルトン”細部まで細かく描かれています。
すれ違うバスも大きなバス、小さなバス、2階建のバス、緑色、ピンク色、オレンジ色、お花やフルーツなどイラストが描いてあったり、実に様々です。 そんな町の景色よりも、小さなマコちゃんは降車ボタンが気になる様子。
降車ボタンを押したそうに手を伸ばそうとするマコちゃんをけんたが見守っています。バスはメインストリートを通り、パレードとすれ違い、仮装行列に参加するたくさんのお客さんを乗せて走ります。
いくつもの停留所を通り過ぎ、もうすぐけんたたちの目的地。降車ボタンを押す時が来ました。けんたはマコちゃんを抱きかかえ、ボタンを押すのを手伝います。向かいの席には、その役目をゆずってあげる子どもたちの姿もあります。バスに乗ってお出かけする楽しさに溢れる1冊です。
見開きワイドページは迫力の展開。読み返すたびに新しい発見が子どもの知的好奇心を育てます。
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